【ニューデリー】昨年(2000-01)、500万トンの大台を初めて突破、前年比65%増の515万トンをマークしたセメント及びクリンカーの輸出は、今年は800万トンに達する見通しだ。
エコノミック・タイムズが11月9日、セメント製造業者協会(CMA:Cement Manufacturers Association)の第40回年次レポートを引用し報じたところによれば、昨年のセメント輸出は315万トン、クリンカーの輸出は200万トンに達した。
CMAのT M M Nambiar会頭によると、インドは年間1000万トンのセメント及びクリンカーを輸出、年間1000クロー(US$2.08億)の輸出収入を得るのに十分な石灰岩を有するが、石炭輸入に対する高額な関税がネックになっている。セメント業界は1999-2000年度には440万トンの石炭を輸入した。今年度予算に盛り込まれた石炭に対する輸入税は合計30%に達する。
このためNambiar会頭は、1)「セメント/クリンカー輸出のための関税免除率を現在の20%から100%に引き上げること」、2)「トン当たり139ルピーの州税の100%補助」、3)「50%の輸送料コンセション」等を政府に提言した。