2001-11-09 ArtNo.27538
◆ヒンドスタン・モーターズ、Ikonエンジンをフォードに納入?
【ムンバイ】Ford India Ltd(FIL)は、1.6リッター・バージョンIkonのエンジンをインド国内で委託製造する計画で、Hindustan Motors Ltd(HML)と最終段階の協議を進めている。
エコノミック・タイムズが11月6日、FIL/HML、その他の消息筋の言を引用し伝えたところによれば、同社は現在同エンジンを南アフリカから輸入しているが、輸入エンジンに対する関税は高額にのぼるため、国内調達を検討している。しかし現在の生産レベルからすれば、独自のエンジン製造施設を設けても採算に合わない。このため幅広いエンジンを製造する能力とキャパシティーを備え、柔軟にFILのニーズに応じられる地元サプライヤーを物色して来た。FILはHMLに照準を合わせる以前に、Mahindra and MahindraやTata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)を含む少なからぬ地元自動車メーカーと接触したようだ。HML幹部は詳細を語ることを控えており、FIL筋もまだ具体的な内容は何ら決まっていないとしているが、消息筋は今月末にもFILが関係発表を行うものと予想している。エンジンはマドヤプラデシュ州PithampurのHML工場で生産されるものと見られる。
Ikonの85%のコンポーネントはインド国内で調達されており、エンジンが唯一の主要な輸入部品になっている。
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