SEAnews 2001-11-09 ArtNo.27534

【チェンナイ】LG Electronics India(LGEI)は向こう4～5年間に450～500クロー(US$0.94-1.04億)を投じ、インド・ビジネスを拡張する。
インディアン・エクスプレスが11月7日伝えたところによれば、ＬＧＥＩのYasho V Verma副社長(人事&ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ担当)はこのほど記者会見し、以上の消息を語った。ＬＧＥＩは同プログラムの下、ウッタルプルデシュ州Greater Noidaの既存施設を拡張する他、新製造施設も設ける計画だ。新工場はグジャラート州かタミールナド州チェンナイに設けられる。最終的なロケーションは2002年半ばまでに決定される。
現在ノイダにカラー・テレビジョン(CTV)／冷蔵庫／エアコンの製造施設を有する同社は、今年は2500クロー(US$5.21億)の営業額達成を目指している。営業額は1997年の操業開始以来、毎年ほとんど2倍に拡大、スタッフや部品・機材を地元で調達する戦略がこうした成長の原動力になっている。
インドに研究開発(R&D)施設を設けるとともに、インド家電業界の先頭を切って製造過程に6シグマ・コンセプトを導入したＬＧＥＩは、目下、グリーン・サプライ・チェーン・マネージメント・システムの導入を計画している。同システムは工場ばかりでなく納入業者レベルでも導入される。
ＣＴＶ市場の12％、霜取り不要冷蔵庫市場の30％、直冷式冷蔵庫市場の10％前後、電子レンジ市場の32％、エアコン市場の25－26％のシェアを握るＬＧＥＩは今年10月、210クロー(US$4376万)の月間売上を実現した。内ＣＴＶ販売は115クローと、月間平均の75クローを大幅に上回り、単一ブランドとしては、最高のフェスティバル・セールになった。同社は11月も同レベルの売上を見込んでいると言う。