【ニューデリー】インドの今年上半期(2001/4-9)の乗用車輸出は、2万2717台と、昨年同期の9462台に比べ140％増加したが、商用車／多目的車／二輪・三輪車の輸出は低調だった。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが11月2日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し伝えたところによれば、韓国系Hyundai Motor India Ltd(HMIL)の乗用車輸出台数は1025台から2610台に154.6％、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)のそれは100台から108台に、それぞれアップ、昨年同期には全く輸出を行わなかったFord IndiaとHindustan Motorsは、それぞれ1万4852台と60台を輸出した。
しかしながらマーケット・リーダー、Maruti Udyog Limitedの今年上半期の輸出実績は、昨年同期の7008台から5022台に28.3％、General Motors Indiaのそれは36台から35台に、それぞれ下降した。
商用車の今年上半期の輸出は昨年同期の6444台から4499台に30％ダウンした。国内最大の商用車メーカー、TELCOの中・大型商用車輸出は48.8％減の667台、軽商用車輸出も3646台から2050台に43.7％下降した。Ashok Leylandの中・大型商用車輸出は15.8％減の849台、軽商用車輸出は43.1％減の29台にとどまった。しかしEicher Motorsは、昨年同期比83.3％増の519台を、Swaraj Mazdaは昨年同期の76台を146％上回る187台を、Mahindra and Mahindraも198台をそれぞれ輸出した。
今年上半期の多目的車輸出は、昨年同期の1885台から1418台に24.7％ダウン、Telcoのそれは昨年同期比49.8％減の847台にとどまった。
今年上半期の二輪車輸出は昨年同期の6万1268台から4万9607台に19％に下降したが、モーターサイクルに限っては2万1104台から2万4665台に16.5％の増加を見た。Hero HondaとBajaj Autoは、それぞれ37.5％増の6924台と140.6％増の7010台を輸出した。しかしYamaha MotorとTVS-Suzukiは、それぞれ25.1％減の8157台と29.1％減の1164台を輸出したにとどまった。
スクーターの今年上半期の輸出は、昨年同期の1万4992台から1万1441台に23.6％下降した。ＢＡＬは4.7％増の4087台を輸出したものの、Kinetic Motor Co.とLMLは58％減の2375台と14.1％減の4354台を輸出した。
今年上半期のモーペッド輸出台数は、昨年同期の2万5172台から1万3501台に46.3％ダウン、三輪車輸出台数も27.8％減の5673台にとどまった。