1995-08-15 ArtNo.2752
◆<星>製造業労働者賃金、米ドル換算で20%アップ
【シンガポール】シンガポールの製造業労働者の賃金は昨年米ドル換算で世界最高の20%の上昇を見、アジア新興工業国(NIES)のトップに立った。
全国労働組合会議(NTUC)ニュースが米国労働統計局の資料を基に報じたところによると、シンガポール製造業労働者の時間給は6.29米ドルと、韓国の6.25米ドル、台湾の5.55米ドル、香港の4.80米ドルを上回り、米国労働者の17.10米ドルの37%に達した。昨年の給与上昇率はSドル換算では13.2%だったが、同期間にSドルは米ドルに対して6%アップした。また昨年4月以来Sドルは米ドルに対して更に9%強化しており、シンガポール労働者の賃金は、今や米国労働者のそれの40%に達したものと見られる。リー・ブンヤン労相は12日ジュロン造船所におけるナショナル・デー祝賀会に出席後、こうした状況下にシンガポール経済の競争力を維持する道は生産性を高めること以外になく、また賃金上昇が生産性の上昇率の範囲内に収まっていれば、心配はないと指摘した。(ST,LZ:8/13)
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