1995-08-15 ArtNo.2751
◆<星>上級相、台/中関係を依然楽観
【シンガポール】シンガポールは台湾との長期にわたる親密な関係を維持するとともに、中国との良好な関係も望んでいる。
リー・クアンユー上級相は12日に催されたナショナルデー祝賀会の席上、台湾海峡両岸の最近の新局勢に懸念を表明するとともに、中国/台湾双方の指導者が最終的には武力衝突を回避するとの見通しを示した。リー氏がこうした見通しを抱くのは米国が中国/台湾間の武力衝突を望まないと見るからで、もしそのような事態が生じれば米国は極めて困難な立場に立される。しかしリー氏は台湾海峡両岸に今年6月以前の緊張緩和状況が回復することは望めないとし、シンガポールは慎重に対応し、誤った立場に立つことは回避せねばならないと指摘した。(ST,BT,LZ:8/14)
|
|