2001-11-05 ArtNo.27508
◆ヒンドスタ・スチール、黒字転換目指し非鉄鋼ビジネスに照準
【ニューデリー】Hindustan Steel Works Construction Ltd(HSWCL)は、非鉄鋼部門に照準を合わせることにより、2003年に黒字転換を果たす計画だ。
エコノミック・タイムズが11月3日報じたところによると、HSWCLは先週金曜に発表したステートメントの中で、以上の方針を明らかにした。それによると、鉄鋼領域にはさしたるビジネスが存在せず、目下営業額の約8割が非鉄鋼ビジネスで占められている。これらには電力、石炭、石油、ガス部門や道路・ハイウェイ・ダム・橋梁・地下通信施設・輸送システム等のインフラ部門が含まれる。
HSCLはマドヤプラデシュ州Bhopalにおける道路プロジェクトの他、National Thermal Power Corporation(NTPC)から130クロー(US$2709万)のプロジェクトを獲得、鉄鋼省の支援下にチェンナイにおける70クロー(US$1459万)のプロジェクトも受注、2003年には純益を計上できそうだ。
1964年に設立されたHSCLは、Bokaro/Vizag/Salemの鉄鋼プラントの建設から試運転まで手掛けた経験を有し、Indian Iron and Steel CompanyのBurnpur工場の近代化工事も請け負った。しかし、ここ数年鉄鋼部門の活動が低迷したことから、1999年度には累積1383.22クロー(US$2.88億)の損失を計上した。このためインド政府は、957.81クローの利子の返済免除を含む金融支援を提供した。この結果2000年度の損失は531.55クロー(US$1.11億)に縮小したと言う。
|