1995-01-25 ArtNo.275
◆<星>IPC米国子会社、ドイツ情報企業と戦略提携
【シンガポール】ドイツの情報技術(IT)会社Escom AGはシンガポール証取(SES)上場の地場コンピュータ会社IPCコープの米国子会社IPCパリファラルズ・インクの10%権益を10万米ドルで買収した。
IPCが23日発表したところによれば、欧州に小売り店舗250店を擁し、年商10億米ドルのエスコムは米国マルチメディア市場の開拓を目指している。今回の提携によりIPCはエスコムの欧州におけるマーケッティング・ネットワークの恩恵を受けられ、またエスコムはIPCパリファラルズの研究開発(R&D)活動の成果を享受できる。IPCパリファラルズは相手先商標製造業者(OEM)市場向けの製品を開発・販売するため、IPCとシンガポール経済開発局(EDB)が80:20の出資率で昨年設立した会社で、最近PC(パソコン)用パリフェラルズ・カードの製造会社インテリカード・システムズの49%権益を買収した他、ネブラスカ州フリーモントに2カ月以内に研究施設の開設を予定している。(ST,BT:1/24)
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