SEAnews 2001-11-02 ArtNo.27498

【ニューデリー】Morepen Laboratories Ltd(MLL)はHSBC(香港上海銀行)に、米国ジェネリック薬品市場開拓の戦略提携をアレンジするよう求めた。
ビジネス・スタンダードが10月30日、ＭＬＬのSushil Suri会長兼ＭＤの言として報じたところによれば、ＭＬＬは米国市場の開拓を計画しているが、米国ジェネリック薬品市場の既存のマーケッティング会社と提携することを通じて目的を達成し、独自のマーケッティング網を構築する考はない。紐のつかないクリーン・ディールが望みだが、米国は世界最大の薬品市場であることから、戦略パートナーにＭＬＬのシェアをオファーする用意がある。この種の戦略提携では、シェアのオファーが慣例になっている。しかし現在どれほどのシェアをオファーするかを云々するのは時期尚早である。また別会社を設立して、双方が同社に出資するような方式も考えられる。後者のケースではＭＬＬは51％のシェアを所望する。ＨＳＢＣは今年末までに潜在パートナーのリストを作成、その後交渉が開始される見通しだ。米国食品薬品局(FDA)の認可を得た製薬施設を有するＭＬＬとしては、インドにおける製薬に関心を有するようなパートナーを希望すると言う。
ＭＬＬの今年第2四半期の税引き利益は昨年同期の20.70クローから23.81クロー(US$496万)に15％、売上は105.16クローから119.17クロー(US$2483万)に13％、それぞれアップした。
今年第2四半期にはＭＬＬのブランド製造ビジネスは62％成長、同成長率は国内製薬会社の中では5位にランクされる。同期間には吐き気治療薬DOM DTと抗生物質Saltumの売上が各110％と121％の成長を見た。7月に発売されたsalbactumとcefeperazoneの合成抗生物質Saltumaxの売上は4.14クロー(US$86万)を記録した。Saltumaxは同カテゴリーではPfizer社のMagnexに続く第2の薬品と言う。