2001-11-02 ArtNo.27497
◆Novartis/Novo、Dr Reddyの糖尿病薬商業化巡る提携解消
【ハイデラバード】スイス拠点ヘルスケア多国籍企業Novartis Pharmaは、Dr. Reddy's Laboratories Ltdが開発した糖尿病薬“DRF 2725”の商業化に関わるデンマーク拠点の多国籍企業Novo Nordiskとの提携を続けぬ方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが10月30日伝えたところによると、これにともないNovartisは、米国、カナダ、メキシコにおけるDRF 2725商業化に関わる権利をNovo Nordiskに返還した。Dr Reddy's LabがNovo Nordiskに商業化ライセンスを与えたDRF 2725は、タイプ2糖尿病治療に二重効果を発揮するインシュリン感作物質(sensitiser)。NovartisとNovo Nardiskは2001年7月19日、北米において同薬物を商業化する協定を結んだ。
Dr Reddy'sは、NovartisとNovo Nardiskの協定が破談に終わった理由を説明せずに、両社の提携破棄は、Dr Reddy'sとNovo Nordiskとの協定には何ら影響を及ぼさないとだけ述べている。Dr Reddy'sのステートメントによれば、Novo NordiskのLars Rebien Sorensen社長兼CEOも、DRF 2725商業化のための研究を続行することを確認、「Novartisの決定には影響を受けない」としていると言う。
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