2001-11-02 ArtNo.27494
◆米国CMS、インドにおける全ての電力事業から撤退検討
【チェンナイ】米国の電力大手、CMS Energyはインドの全ての電力事業から手を引く計画だ。これらには既に稼働中の独立電力業者プロジェクト2件、現在建設中のもの1件、依然として開発段階のもの1件が含まれる。
エコノミック・タイムズが10月31日、報じたところによれば、稼働中のIPP事業2件とは、アンドラプラデシュ州における235MW(メガワット)のGVK Jegurupadu発電プロジェクトとタミールナド州チェンナイにおける200MWのGMR-Vasavi Basin Bridge発電プロジェクト。タミールナド州Neyveliにおける250MWのST-CMSプロジェクトは建設中。チェンナイ近郊Ennoreにおける1800MWの液化天然ガス(LNG)ターミナル兼発電プロジェクトはまだ離陸していない。
CMSは先週末、戦略の転換/バランス・シートの強化/リスクの低減/北米市場への力集中方針の一環として非戦略的な国際発電資産を売却する方針を発表した。
CMSはその社内通達の中でパフォーマンスが芳しくない、非戦略的な発電事業を売却する方針を明らかにするとともに、こうした発電プロジェクトには、インド、タイ、フィリピン、ジャマイカ、アルゼンチン、オーストラリアのものが含まれるとしている。また新たな国際発電事業には手を出さない方針を明らかにしている。
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