2001-11-01 ArtNo.27481
◆植物病原体診断センター/遺伝子改変植物隔離センター設置
【ニューデリー】インド政府は農業経営者のための新バイオテクノロジー・パッケージの一環としてデリーに“全国植物病原体診断・品質管理センター(NFPVDQC : National Facility for Plant Virus Diagnosis and Quality Control)”と“全国遺伝子改変植物材料封入隔離センター(NCQFTPM : National Containment-cum-quarantine Facility for Transgenic Plant Material)”の2施設を設置した。
ビジネス・スタンダードが10月30日、公報を引用し報じたところによれば、両施設は生物工学局(DBT:department of biotechnology)とインド農業研究委員会(ICAR:Indian Council of Agricultural Research)により共同で設立された。
DBTはまた植物材料の認証(病気・品質等)制度を開発するためICARと緊密な協力体制を組んでいる。インド国内には少なからぬ植物組織培養研究所や商業施設が存在するものの、品質や再生個体(regenerants)、ウィルス感染の有無等に関する検査は全く行われていない。NFPVDQCとNCQFTPMの設置は、植物組織培養研究所等に、ウィルス感染の恐れのない、高品質な植物材料のサプライを義務づけることを目指したものと言う。
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