【ニューデリー】多国籍情報技術(IT)企業は昨年(2000-01)、前年比ほぼ50%増の4300クロー(US$8.96億)のソフトウェアを輸出、同年のインドのソフトウェア輸出総額2万8000クロー(US$58.35億)の15%弱を占めた。
ビジネス・スタンダードが10月29日報じたところによると、全国ソフトウェア・サービス企業協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)のSunil Mehta副会頭はこのほど以上の統計を掲げ、「こうした数字はアウトソーシング・ポイントとしてインドが多国籍企業に高く評価されていることを証明している」と語った。
ソフトウェア輸出で多国籍企業のトップの座を占めたのは、Cognizant Technologiesの700クロー(US$1.46億)で、以下IBM、General Electricと続く。輸出額が100~250クローの多国籍企業の輸出成長率は30%、100クロー前後の場合の輸出成長率は29%前後だった。
Motorola、Texas Instruments、Lucent Technologies等の多国籍企業はハイエンド・ソフトウェアの開発業務をインドに移転しつつある。インドは高品質な技術開発にとってコスト効率の良い立地点と見なされており、例えばAdobeは全ての製品をインドのデベロプメント・センターで開発している。またマイクロソフトのインドからの輸出が比較的小さいのに対して、オラクルの輸出ボリュームは比較的大きいと言う。