2001-11-01 ArtNo.27473
◆MUL、1/1.3/1.6Lプラットフォームに集中計画
【ニューデリー】スズキとインド政府が対等出資するインド最大の乗用車メーカー、Maruti Udyog Ltd(MUL)は、その生産業務を再編し、1000cc/1300cc/1600ccの3つのプラットフォームに集中する計画だ。
エコノミック・タイムズが10月29日、MULのJagdish Khattar重役(MD)の言を引用し報じたところによると、最終的に全ての新モデルはこれら3つのプラットフォームの何れかに属することになる。プラットフォームの数を縮小し、各プラットフォームの生産を拡大、規模の経済性を実現するとともに、開発コストを引き下げるのが狙い。これ以前には、フォルクスワーゲンが30余のプラットフォームを7つに縮小した前例が有る。
現在、1000ccプラットフォームにはWagon R/Alto/Zen、1300ccプラットフォームにはEsteem/Versa、1600ccプラットフォームにはAltura/Balenoを有する。MULはこの他Maruti800/Omni/Gypsy等のプラットフォームを保持するが、観測筋は、カー・モデルの寿命は10~12年を出ないため、MULが最終的に800ccプラットフォームから手を引くものと見ている。しかし800ccは依然として同社の最大の売れ筋で、総売上のほぼ30%を占めている。
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