2001-10-30 ArtNo.27464
◆アクセンチュア、オフショア・デベロプメント・センター設置
【ムンバイ】年商115億米ドルの経営/情報技術(IT)コンサルタント会社Accentureは、マハラシュトラ州ムンバイ郊外のVikhroliにテクノロジー・デベロプメント・センターを開設した。
エコノミック・タイムズが10月29日報じたところによれば、目下スタッフ100人余の同センターは1ヶ月ほど前から操業を開始しているが、正式の発表は行われていない。
米系アクセンチュアの英国拠点のパートナーで、インドにおけるオフショア・アウトソーシング施設の拡張を担当するSid Khanna氏によると、Vikhroliセンターはソフトウェア開発とバック・オフィス・プロセッシングを主に手掛けるが、当面は金融サービス業界向けソフトウェアの開発に集中、バック・オフィス・プロセッシングは暫く後に開始する方針だ。また金融サービス以外の、例えばエネルギー、コミュニケーション領域のソフトウェア開発も追って始める。ソフトウェア・プログラマーとプログラム・マネージャーから成る現在のスタッフは向こう2、3年間にさらに200人増員される。
インドのオフショア・デベロプメント・センターは、フィリピンやスペインのセンターと相互補完関係を構築、またその他の世界各地に設けられた20以上の同様のセンターとネットワークを形成する。アクセンチュアはオフショア・センターを通じて顧客のためにソフトウェアを開発するが、将来はナレッジ・マネージメント業務の一部もインドに移転する。
世界経済のスローダウンはソフトウェアやバック・オフィス・オペレーションのソースとしてのインドの魅力を一層高める見通しだ。
アクセンチュアは現在デリー、ムンバイ、チェンナイにオフィスを有し、インドにおける従業員総数は350人と言う。
|