2001-10-30 ArtNo.27462
◆アルカテル、モバイル・スイッチ市場の開拓目指し組織再編
【ニューデリー】年商310億米ドルのフランス系通信機器メーカー、Alcatelは急成長するモバイル・スイッチ市場の開拓を目指し、インド業務の再編を進めている。
エコノミック・タイムズが10月29日伝えたところによれば、全国電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)/デリー及びムンバイの電話会社Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)の固定電話回線の50%の据付を請け負う等、公共部門における強力なプレゼンスを築いて来たアルカテルは、今や急成長するモバイル・スイッチ市場の開拓を通じ、公共・民間両部門をカバーする総合的な通信機器/サービス・プロバイダーになることを目指している。
Alcatel India LtdのGerad Chevalir取締役によると、同社は第3次/第4次移動電話ライセンスの取得者がそれぞれのネットワーク構築に取り組んでいるこの機会に乗じ、プレゼンスの拡大を図る。南アメリカ、アフリカ、アジア太平洋地域において大規模なモバイル・ネットワークを立ち上げた実績を有するアルカテルはバングラデシュの45%、ネパールの60%、スリランカの30%の市場シェアを占めている。
これまでの公共部門顧客とは異なる民間部門プレーヤーのニーズに応じるため、エンド・ツー・エンドのソリューションやサプライヤーにより完全管理されたソリューション、さらには金融パッケージを準備。マーケッティング・スタッフは過去1年間にほぼ2倍に拡大、今も拡大されていると言う。
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