SEAnews 2001-10-30 ArtNo.27459

【ニューデリー】今年上半期(2001/4-9)の二輪車販売は、スクーターとモーペッドの売れ行き不振に関わらず、モーターサイクルの好調に支えられ、昨年同期の179万台から193万台に7.5％増加した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが10月29日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し報じたところによれば、今年上半期のモーターサイクル販売台数は昨年同期比27.5％増の124万台、スクーターは同1.9％減の45万台、モーペッドは同32.5％減の23万台。
スクーター・メーカー各社の今年上半期の販売台数を見ると、マーケット・リーダー、Bajaj Auto Ltd (BAL)は昨年同期の18万4000台から19万9000台に8％、チェンナイ拠点のTVS-Suzukiは7万7215台から7万8053台に1％、プネー拠点のKinetic Motorは5万8733台から6万67台に2.2％、それぞれ増加したが、これまでスクーター販売第2位の座を占めて来たＬＭＬは昨年同期の8万7797台から7万977台に19.1％ダウン、3位に後退した。また今年7月にスクーター市場に参入を果たしたHonda Motorcycle and Scooter Indiaは3ヶ月間に1万2592台を販売した。
モーターサイクル市場では、マーケット・リーダー、Hero Honda Motorsの販売台数が昨年同期の47万台から62万台に32.7％、ＢＡＬが同20万2000台から27万1000台に34.5％、Tvs-Suzukiが同16万台から17万台に1.36％、Yamaha Motor Indiaが同7万177台から9万6655台に37.7％、ＬＭＬが同1229台から1万8494台に、それぞれ売上を伸ばし、新参のKinetic Engineeringは2万2136台を販売した。しかしEicherグループ傘下の大型バイク販売会社Royal Enfieldの販売台数は昨年同期比14.4％減の9508台にとどまった。
モーペッドの販売に関してはBajaj Auto、Kinetic Engineering、Majestic Auto、TVS-Suzuki、Yamaha Motorsの何れもが売上を下降させた。