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2001-10-29 ArtNo.27443
◆IPCL、NagothaneコンプレックスにUS$3.4億拡張工事
【アーマダバード】Indian Petrochemicals Corporation Ltd(IPCL)は、向こう2年間に予想される石油化学品に対する需要拡大に備え、マハラシュトラ州Nagothaneに設けたMaharashtra Gas Craker Complexに1650クロー(US$3.44億)を投じて拡張工事を施す。
エコノミック・タイムズが10月27日報じたところによれば、アルファ・オレフィン、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、オレフィン等の製造を手掛ける年産45万メートル・トンの同コンプレックスに、新たに年産16万メートル・トンのキャパシティーが追加される。
IPCLはまた年産10万メートル・トンのポリプロピレンと年産16万メートル・トンの低密度ポリエチレン(LDPE)の製造施設を別個に建設することも計画している。
業界消息筋によるとNagothaneコンプレックスの拡張施設ではプロパンが原料に用いられる予定で、IPCLは国営Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)がマハラシュトラ州Uranに設けたガス・セパレーション・ユニットからプロパンの供給を受ける交渉を進める一方、中東方面のサプライヤーとも接触している。
IPCLのAshok Chawla会長兼MDによると、キャパシティー60MMSCMD(metric million standard cubic meter of gas per day)のUranユニットはNagothaneコンプレックスのC2、C3の需要に応じるために設けられたもので、ガス鉱区からプロパン、エタン、メタンの混合気体の供給を受けている。ONGCは目下西部地区で産出されたガスの成分を検査しており、その品質が良好なら、より多くのプロパンをC3に供給することになる。しかし品質が不適当なら、ムンバイのPirpau埠頭を利用し中東からプロパンを輸入する計画で、IPCLは既にハイレベルな代表団を中東に派遣、適当なサプレイヤーを物色している。
IPCLは上記2件の下流部門プロジェクトを進める際には、LDPEの生産に照準を合わせる。LDPEの需要は年率12%の成長を遂げている。
IPCLは年間22万メートル・トンのHDPE/LLDPE、同8万メートル・トンのLDPEを製造する能力を有し、インドではこの方面の最大のプレーヤーになっている。
IPCLが年産10万トンの施設を設ける計画のポリプロピレンに関しては、国内の主要な石油化学企業は何れも製造を手掛けており、Haldia petrochemicalsとReliance Industries Ltd(RIL)の年産能力は各40万トン。IPCLは年産5万トンの既存施設を有する。
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