【ニューデリー】British Petroleumは、Indian Oil Corporation(IOC)及びGas Authority of India Ltd(GAIL)と手を結び6億米ドルを投じ、発電用代替燃料として世界初の商業用ジメチルエーテル(DME:dimethyl ether)の製造工場を設ける計画だ。
エコノミック・タイムズが10月26日、オフィシャル・ソースの消息として伝えたところによると、DMEプラントは中東の何れかの天然ガス生産国に5億米ドルを投じて設けられ、残りの1億米ドルはインドにおけるマーケッティング・インフラの開発に投じられる。
DMEは発電燃料としてのナフサ、交通燃料としてのディーゼル油、家庭用調理燃料としての液化石油ガス(LPG)に取って代わることがでる。ナフサに比べ40%安上がりで、環境にも優しく、且つ効率が良い。
DMEプラントは金融アレンジが完了後3年以内に完成、2005年初から発電燃料として供給を開始できる。1000MWの発電燃料として十分な180万トンのDMEの製造には約2億5000万立米の天然ガスが必要とされる。
プロジェクトにはBPが50%、IOCとGAILが各48%、ウッタルプラデシュ州Deharadun拠点のIndian Institute of Petroleumが残りの2%を出資する予定だ。