2001-10-29 ArtNo.27440
◆Tisco、炭坑経営をプロフィット・センターに転換計画
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)は専門チームを設けて石炭採掘活動を独立のプロフィット・センターにする可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスが10月27日、Tisco筋の消息として報じたところによれば、同社は政府により多くの炭坑リース権を申請している。
Tiscoは現在年間500万トンの石炭を生産、この内社内で350万トンを使用、残りはSteel Authority of India Ltd(SAIL)等に、政府により定められた価格で販売している。製鉄事業は周期性の高い業種のため、炭坑経営を別個の収入源とし、経営の安定化を図ることが狙い。Tiscoは炭坑経営の知識と技術を備えているが、問題は新たな炭坑リース権を得られるか否かに係っている。専門チームは炭坑経営への一層の投資に関する事業化調査を進めており、向こう数カ月間に報告書を提出する。
Tiscoは鉄鉱石の精鉱を他の製鉄会社に販売する可能性も検討している。しかしペレットを製造する計画はないと言う。
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