2001-10-26 ArtNo.27431
◆スケネクタディ、Herdillia Chem少数株主に再度公開買付提案
【コルカタ】米国拠点のSchenectady International Incが完全出資するSchenectady (India) Holdings Ltdは、オファー価格に見直しを加えHerdillia Chemicals Ltd(HCL)の49.92%のシェアの公開買付を改めて提案した。
インディアン・エクスプレスが10月24日報じたところによれば、スケネクタディ・インディアはHCLの50.08%の権益をDuncans Industries LtdのGouri Prasad Goenka氏から買収後、今年7月9日に220万5000株を1株10ルピーで少数株主から買い取ると提案した。しかし同社は先週になって1株20ルピーで、29.92%のシェアを買い取ることを改めて提案した。
クメン(Cumene)/フェノール/アセトン等の有機化学品及びフマル酸(Fumaric Acid)/アルキル・フェノール等の付加価値製品の製造を手掛ける1963年に創設されたHCLの払込資本は11.03クロー(US$230万)、2001年3月期の年商は前年の265.30クローから270.20クロー(US$5630万)に拡大した。これまでゴエンカ氏とその一党がHCLの50.08%、金融機関/投信/外国機関投資家/銀行が29.50%、一般投資家が20.42%を、それぞれ保持していたが、スケネクタディは今や全面買収を提案している。
スケネクタディ・インディアのAnand Apte財務担当重役によると、今のところ金融機関は持分売却の意思を表明しておらず、HCLの上場資格を返上し、スケネクタディ・インディアと合併させると言った計画は存在しないと言う。
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