SEAnews 1995-08-14 ArtNo.2743

【クアラルンプル】カナダ企業はバクン・ダム、軽便鉄道(LRT)、航空機部品製造等、マレーシアの大型プロジェクトへの参加に強い関心を抱いている。
カナダのポール・ロー高等弁務官代行が17日に催されたカナダ食品宣伝行事の席上語ったところによると、ケベック、ブリティッシュ・コロンビア、オンタリオの水力発電事業関連機関が既にバクン・プロジェクト関連の企画、設計、経営、保守にわたる業務への参画を目指し入札書類を提出しており、地元への技術移転も準備している。またボンバーディア・コーポレーションはＬＲＴの経営／保守関連の10億Ｃドル(M$18.3億)前後の契約に近く調印する見通しだ。この他、別のカナダ企業は地元企業と共同で航空機ダッシュ8の製造に関わる5億Ｍドル余のプロジェクトを進めることに原則的に同意している。両国間の昨年の往復貿易は15億Ｃドルにのぼったが、各種合弁事業がスタートするのに伴って今年は3倍に拡大する見通しと言う。(NST,STAR:8/12)