2001-10-26 ArtNo.27428
◆価格統制撤廃後、国産原油の市場価格による販売を許可
【ニューデリー】国内の上流部門石油会社は来年3月31日に統制価格制度(APM:administered pricing mechanism)が満期を迎えた後、生産した原油を国内の製油所に市場価格で販売することが許される。
ビジネス・スタンダードが10月25日報じたところによれば、国営石油会社2社、Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)とOil India Limited (OIL)及び一部の民間原油生産会社は、国内石油市場が完全に開放された際には、輸入原油の陸揚げ価格を僅かに下回る価格で国内製油会社に国産原油をオファー、輸入原油と競争する見通しだ。
現在政府はONGCとOILに、1バレル16米ドルを上限とし、輸入原油価格の82.5%に相当する額を支払っているが、市場価格による販売が認められれば、ONGCとOILのボトムラインは大幅に改善するものと見られる。
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