2001-10-25 ArtNo.27421
◆Lupin、国際市場向け結核治療薬の新製造施設建設
【ムンバイ】国内結核治療薬市場の40.9%のシェアを握るLupin Ltdはマハラシュトラ州Aurangabadに国際市場の需要に応じる結核治療薬の新工場を設ける。
ビジネス・スタンダードが10月22日報じたところによると、新工場は2002年3月に操業を開始する。結核治療薬の国内市場規模は年間350クロー(US$7293万)、世界市場規模は5億5000万米ドルと見積もられる。
LupinのD B Gupta会長によると、同社は結核治療薬のサプライを手掛ける各国の代理業者をターゲットに積極的に輸出市場の開拓を図っており、5%の市場シェアを目指している。また世界保健機関(WHO)が奨励する革新的な投与システムの開発も手掛けている。
Lupinは抗生物質セファロスポリン(cephalosporin)の米国におけるマーケッティングを開始したところだが、ブラジル、ベネズエラ、独立国家共同体(CIS)諸国等、他の市場に輸出することも計画している。セファロスポリンの世界市場規模は100億米ドルと見積もられる。
この他、栄養補助食品(neutraceutical)/非ステロイド抗炎症薬/心血管障害治療/皮膚疾患治療/抗ウィルス領域にもプレゼンスを有するLupinは、今年は5件の簡略化新薬申請(ANDA:abbreviated new drug application)の提出を計画している。
Lupinの年商の45%は結核治療薬、23%はセファロスポリンの経口薬及び注射薬が占めるが、インド市場では胃腸病/糖尿病/喘息/小児科領域の開拓も計画、今年は12件、向こう3年間には合計50件の新製品の発売を予定していると言う。
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