|
2001-10-23 ArtNo.27394
◆ネット電話と国際長距離電話市場を来年４月に同時開放
【ニューデリー】インド政府はインターネット・テレフォニーと国際長距離電話市場を2002年4月1日に同時に開放する方針を決めた。
ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが10月20日、Pramod Mahajan情報技術(IT)／国会問題担当相の言を引用し報じたところによると、市場開放の目的は、先端技術を用いたサービスを、より低廉な価格で消費者に提供することにある。インターネット・テレフォニーは同じネットワークの通信量を拡大し、コスト引き下げに貢献する他、より多くの付加価値サービスの提供を可能にすると言う。
国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Ltd (VSNL)の政府持分売却価格に影響を及ぼさないかとの質問に、同相は、「市場開放は特定の企業にのみ影響を及ぼすことはなく、政府持分売却プロセスをより透明なものにする」と指摘した。
この点に関して、CommWorks IndiaのVijay Yadav重役(country director)は、「影響は短期間に生じる訳ではなく、一定期間に徐々に進行する。この間大部分の通信は依然として伝統的な方式を通じて行われる」と指摘した。
ちなみに2000－01年度経済調査報告は、インターネット・テレフォニーが離陸に失敗すれば、テレコミュニケーション事業の主要なボトルネックになると警鐘している。
|