【ニューデリー】鉄鋼大手6社がインド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)の仲介でインド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)”を組織したことに激怒した二次鉄鋼メーカーは、鉄鋼省に書簡を送付、政府が新連盟に如何なる支持も与えぬよう要求した。
エコノミック・タイムズが10月19日報じたところによれば、インド冷間圧延鋼製造業者協会(CRSMAI:Cold Rolled Steel Manufacturers Association of India)のS C Mathur常務理事は同書簡の中で、「ISAは明かに一次鉄鋼業者のみの利益を擁護し、鉄鋼完成品の60%を供給する二次鉄鋼業者の利益を犠牲にした政策を政府に強いることを目指している」と述べ、その証拠として年間生産量50万トン以上の鉄鋼会社のみにISAの加盟を認めている点を挙げている。
Mathur氏によれば、約150団体の連合組織のCIIは、鉄鋼業界の利益代表として振る舞うことはできない。このためCII/鉄鋼省サミットの開催を政府は支持すべきでなく、既存のJPC(Joint Plant Committee)の機能を拡大強化すべきである。JPCはこの種の役割を担うべく既に100クロー(US$2084万)のファンドを割り当てられていると言う。