1995-08-14 ArtNo.2739
◆<星>インドネシア第2世代実業家グループがL&M買収図る
【シンガポール】インドネシアの第2世代トップ・ビジネスマン・チームが、やはりインドネシア人ビジネスマンのプトラ・マサグン会長に率いられるガスリーGTSからシンガポール証取上場の専門コントラクター、L&Mグループ・インベストメンツの40.2%権益を2億1400万Sドルで買収する。
バン・デル・ホルストのヨハネス・コチョ氏、スハルト大統領の次男バンバン・トリハトモジョ氏、インドネシア国営石油会社プルタミナのイブヌ・ストウ元会長の令嬢でバンク・パシフィック会長を務めるエンダン・ウタリ・モコドムピット女史、サリム・グループ元重役のウィナトロ氏は、それぞれシンガポール登録企業Zasidon/Bright Idea/MayBrook Investmentsを通じて同取引を実行する。ちなみにこれらの企業の親会社はいずれも英国バージン諸島を拠点にしている。コチョ氏の投資機関を務めるZasidonを代表してUOB(大華銀行)が発表したところによれば、コンソーシアムはガスリーGTSとその子会社3社からL&Mの593万株を1株1.45Sドルで、また620万ワラントを45セントで、したがって総額2億1400万Sドルで買収する。しかし同取引が成立するためには、ガスリーGTSの株主、及びガスリーGTSとL&Mの債権者の承認を得る必要がある。取引の最終期限は11月11日で、取引が成立すればコンソーシアムは直ちにL&Mの他の株主に対して、上記取引と同じ価格で公開買付を提案する。L&Mの16%の権益を握るアルバート・ホン会長がその持ち株を売却することに同意したかどうかは不明だ。同氏はそのシェアを1株1.68~2.51Sドルで手に入れたと言われる。(ST,BT,LZ:8/12)
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