SEAnews 2001-10-19 ArtNo.27371

【ニューデリー】地元大手自動車メーカー、Mahindra & Mahindra(M&M)は、ロシア拠点のインディアン企業Sun Groupと手を結びロシア及び独立国家共同体(CIS)諸国の多目的車市場を開拓する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが10月17日伝えたところによれば、Sun GroupのShiv Vikram Khemka取締役はＰＴＩ通信に以上の消息を語った。それによると、同社としては、できるだけ早く協議を妥結させること希望しており、合弁会社の社名はSun Mahindraを予定している。過去3年近くロシア市場に関する調査を進めて来たＭ＆Ｍは、同ベンチャーを通じてＣＩＳ諸国にプレゼンスを築くことを目指している。
Sun Groupは、自動車／情報技術(IT)／電気通信／食品／飲料等の領域の指導的インド企業と手を結び、ロシアやウクライナ、その他のＣＩＳ諸国にプレゼンスを築く計画だ。Sun GroupがInter Brewと共同で設立したSun Inter Groupは、ロシア及びウクライナのビール市場のほぼ20％のシェアを占め、今年度は1億米ドルの利益計上を見込んでいると言う。
Ｍ＆Ｍ筋は以上の消息を確認した上、当初は輸入部品を用いて現地で組み立て製造を行うが、最終的にはロシアに本格的な製造施設を設ける可能性を示唆した。しかし、商談が依然継続中であることを理由に、それ以上の詳細を語ることを控えた。