【ニューデリー】今年9月のカラー・テレビジョン(CTV)販売台数は43万8000台にとどまり、昨年同月に比べ3～4％増加したものの、売上額は3～4％の落ち込みを見た。
エコノミック・タイムズが10月17日、消費者用電子／テレビジョン製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and Television Manufacturers Association)のSuresh Khanna事務局長の言を引用し報じたところによると、ＣＴＶ業界は今年通年で525万～530万台の販売を望んでおり、そのためには12月末までの残る3ヶ月間に160万～170万台を販売する必要がある。このため業界はヒンドゥーの祝日“Diwali”に最後の期待をかけている。
昨年はほぼ500万台を販売、1万1550クロー(US$24.07億)の売上を実現したが、目標額の1万3500クロー(US$28.13億)には及ばなかった。今年7月と8月にはボリューム販売が18％と21％の成長を見、業界の期待を掻き立てたが、9月の実績はこうした期待に冷水をかける結果に終わった。こうした中でCETMAは、1)新技術や新製品の投入を通じ消費者の関心を取り戻すこと、2)コストと価格の管理を徹底すること、3)バリューチェーンの管理の改善を図ること、4)ビジネス関係の管理を向上させること等、5ポイントのアジェンダを掲げ不況乗り切りを図っていると言う。