2001-10-18 ArtNo.27363
◆Tata Tea、日立との飲料品マーケッティング合弁解消計画
【ムンバイ】タタ・グループは、日本における飲料品のマーケッティングを目指しTata Teaと日立が50:50の合弁で設立したTata Hitachiから手を引く計画だ。
ビジネス・スタンダードが10月16日、Tata TeaのR K Krishna Kumar副会長の言として伝えたところによると、同社は目下その持分を日立に売却する問題を協議しており、間もなく合意に達する見通しだ。合弁会社は日本におけるハイ・クオリティーなティー及びコーヒー市場を開拓する目的で設立されたが、タタが国際ティー・ブランド“Tetley”を買収したのに伴い、同ブランドを直接日本でマーケッティングする方針が決まったと言う。
タタ・グループは昨年、インド企業による海外企業の買収としては史上最高額の2億7100万ポンドで、英国拠点のTetleyグループを買収した。同買収後Tetleyは初年度に2億4630万ポンド(US$2.4億)のグループ売上を実現、営業利益も計上した。タタ・グループは、今年度末までにTetleyブランドの各種製品をインド市場に紹介することを計画している。Tetleyは英国とカナダではマーケット・リーダーを務め、米国、オーストラリア、東欧にも強力なプレゼンスを築いていると言う。
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