2001-10-18 ArtNo.27352
◆洗剤のNirma、ソーダ灰製造能力を50%拡大計画
【ムンバイ】インド洗剤市場をリードするNirma Ltdは、110クロー(US$2292万)を投じて洗剤の主要成分、ソーダ灰の生産能力を年間42万メートル・トンから65万メートル・トンに50%拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが10月16日、Nirmaのステートメントを引用し伝えたところによると、拡張計画は2002年12月に完成する見通しだ。投資資金は借入と内部資金で賄う。インドの組織化された洗剤産業(organised detergent industry)の市場規模は約230万トンと見積もられ、プレミアム、ポピュラー、エコノミーの3カテゴリーに分けられる。Nirmaはインド洗剤市場の約40%のシェアを占めている。
インド国内にはソーダ灰の主要な生産業者が4社存在し、合計キャパシティーは220万メートル・トン。Nirmaはそのほぼ5分の1のシェアを占めている。グジャラート州Bhavnagar県に設けた同社初のソーダ灰工場は1999-00年に稼働、また2000年9月には第2工場も操業を開始、2000-01年度の年間生産量は20万5000メートル・トンをマークした。
Nirmaの2000-01年の洗剤販売は前年の61万5000トンから86万6600メートル・トンに41%増加、販売額も37%アップした。しかし価格実現率(realisation)は4%下降した。Nirmaの2001年3月期年商は41%増の2052.07クロー(US$4.276億)、税引き利益は7%増の249.71クロー(US$5203万)をマークした。
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