2001-10-18 ArtNo.27351
◆Zydus Cadila、新薬Oflin発売、キノロン市場に新風?
【アーマダバード】グジャラート州アーマダバード拠点の年商1000クロー(US$2.08億)のZydus Cadila Groupは、来週月曜には新薬“Oflin”を発売、市場規模250クロー(US$5209万)と見積もられ、既に過当競争気味のキノロン(Quinolone)市場に進出する。
インディアン・エクスプレスが10月16日、Cadila Healthcare Limited (CHL)のGanesh Nayak社長の言として報じたところによれば、現在、最も普及しているキノロン系抗菌剤はシプロフロキサシン(ciprofloxacin)で、国内ではRanbaxyがCifran、CiplaがCiplox、CHLがCiprobidを販売している。シプロフロキサシンに次ぐキノロン系抗菌剤、オフロキサシン(ofloxacin)は、チフスの治療領域等で、急速にシプロキサシンに代わる抗菌剤として台頭している。オフロキサシンは一般に1日2回の投与システムが用いられているが、CHLが今回発売する“Oflin”は1日1回の投与システムを採用しており、キノロン市場に革命的な変化をもたらす見通しだ。CHLは初年度に6~7クローの売上を見込んでいる。ちなみにRanbaxyもオフロキサシンを用いた製剤Zanocinを発売しており、こちらも1日1回の服用になっている。
CHLは2005年までに地元製薬業界のナンバー4からナンバー3に浮上することを目指しており、目標実現に自信を抱いていると言う。
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