2001-10-16 ArtNo.27335
◆インテル/マイクロソフト抜きのピープルズPC計画
【ニューデリー】インド・ハードウェア産業はマイクロソフトもインテルも抜きにした大衆向けパーソナル・コンピューター(PC)“janata (people's) PC”製造の青写真を作成している。
エコノミック・タイムズが10月13日報じたところによれば、HCL Infosystems/Wipro Infotech/Vintron/バンガロール拠点のEncore Software等、地場ハード/ソフトウェア大手は、情報技術(IT)製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association of Information Technology)や情報技術省と手を携え現在市場に出回るもののほぼ半額、1万5000~1万7500ルピー(US$312-365)のPCの開発を目指している。
ジャンタPCはST MicroelectronicsのAtlasシリーズ・マイクロプロセッサーを搭載、OSにはフリーウェアのGNU/Linuxが用いられる見通しだ。Atlasシリーズのチップには多くの組み込みソフトが合体されており、これにより価格の引き下げが図られる。
ジャンタPCは、決して初めての試みと言う訳ではなく、ウィプロのAzim Premji会長は、マイクロソフトやインテルと、インド市場向けのロー・コストPCを開発する構想を話し合った経緯もある。
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