SEAnews 2001-10-15 ArtNo.27333

【ニューデリー】今年8月の工業生産指数(IIP)の伸びは、昨年同月の5％から1.8％に鈍化した。この結果、年初5ヶ月(2001/4-8)のＩＩＰ成長率も昨年同期の5.6％から2.2％に鈍化した。ちなみに今年に入って以来のＩＩＰ成長率は1月2.8％、2月2.8％、3月1.3％、4月2.7％、5月1.9％、6月1.5％、7月2.6％と低調に推移している。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが10月13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の速報を引用し報じたところによると、8月の製造業指数の伸びは昨年同期の5.5％から2％に、鉱業指数は同4％から0.1％にそれぞれ減速、電力指数のみが1％から1.9％に加速した。
資本財部門の8月の成長率は昨年同月の＋3.5％から－12.3％に急降下、年初5ヶ月の成長率も昨年同期の＋4.3％から－8％に落下した。
しかし消費財部門は昨年同月の5.9％とほぼ同じ5.8％の成長を維持、年初5ヶ月に関しては昨年同期の7.6％から5.5％に鈍化した。
耐久消費財の8月の成長率は昨年同月の16.1％には及ばなかったものの15.7％と堅調を維持した。年初5ヶ月の成長率は20.8％から10.7％に減速した。
非耐久消費財の8月の成長率は昨年同月の2.3％から2.1％に僅かに鈍化した。しかし年初5ヶ月の成長率は昨年同期の3.3％を上回る3.5％を記録した。
基本財部門の8月の成長率は昨年同月の2.9％から2.7％に多少減速、年初5ヶ月に関しては4.7％から1.6％に鈍化した。
中間財部門の8月の成長率は昨年同月の6.9％から2.1％に落ち込みを見た。年初5ヶ月についても5.3％から3.2％に鈍化した。