2001-10-15 ArtNo.27329
◆Essar、戦略パートナーに石油販売会社の49%のシェア提供
【ムンバイ】Essar Oil Ltd(EOL)は石油マーケッティング会社の49%のシェアを単一、もしくは複数のパートナーにオファーするが、支配権益は維持する方針だ。
ビジネス・スタンダードが10月12日報じたところによれば、EOLは向こう4~5年間に全国に約1700の小売店舗を設けることを計画、戦略パートナーを物色している。明年3月末に統制価格制度(APM)が廃止された後、初年度に400~500小売店舗の開設を計画、既にフランチャイズ・チェーン参加希望者に入札意向書(EOI)の提出を求めている。
EOLのRaj Varma重役(マーケッティング担当CEO)によると、小売チェーン網構築のペースは、1500店の小売チェーンを有し、年間450万トンの石油製品の販売を手掛けているIBPの政府持分を落札できるか否かにより大きく左右される。小売り店舗1店当たりの設置コストは1クロー(US$20.8万)と見積もられる。
EOLは年産1050万トンのVadinar製油所が稼働するまでの間は、輸入原油に依存するよりも国内の国営石油会社から購入する計画だ。国内にはガソリンとディーゼル油の余剰が存在し、こうした状況は向こう5~6年は持続する見通しと言う。
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