2001-10-12 ArtNo.27315
◆電子決済システムのKanbay、ソフトウェア開発センター開設
【プネー】電子商取引と電子決済システムを専門に手掛けるソフトウェアサービス会社Kanbay International Incが完全出資するKanbay Indiaは20クロー(US$417万)を投じてマハラシュトラ州プネーに設けたソフトウェア開発センターをオープンした。
インディアン・エクスプレスが10月11日報じたところによれば、Kanbayの出資者にはMorgan Stanley/Household International/Safeguard Scientificsが名を連ねており、プネー・センターは米国本社とシームレスなチーム・ワークを組み、主にこれらの株主のニーズに応じる。Kanbay IndiaのCyprian D'Souza重役(CEO)によれば、グループ業務の大きな部分がプネー・センターに移転される。
Kanbay Indiaは、Paysysのヴィジョン・プラス・アプリケーションの導入を図るHDFC Bankに支援を提供する一方、より多くのサービス契約獲得を目指し、Housing Development Finance Corporation(HDFC)と交渉を進めている。ちなみにKanbayは製品の開発段階からPaysysと協力関係を結んでいる。
年商7700万米ドルのKanbayは、インドにおける上場は計画していないが、ナスダックへの登録を目指している。同社は専ら金融サービスに照準を合わせ、製造業やテレコム業界への関与は縮小する戦略を採用しており、ビジネスの80%が金融業に関わっていると言う。
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