【ニューデリー】政府の鉱業リース権認可手続きの遅れが、アルミニウム企業の拡張計画のネックになっている。
エコノミック・タイムズが10月10日報じたところによれば、最近政府に提出された第10次5カ年計画のアプローチ・ペーパーは、アルミニウム産業の成長を阻害する様々な問題にハイライトを当てるとともに、Hindustan Aluminium Company Ltd(HINDALCO)/Bharat Aluminium Company Ltd(BALCO)/Indian Aluminium Company Ltd(INDAL)がチャッティースガル州/ジャールカンド州/カルナタカ州/マハラシュトラ州でキャプティブ鉱山のリース権や操業許可を申請した際の困難を列挙している。
Nalcoを除き、これらのアルミニウム企業が確保しているボーキサイト資源は、既存アルミ精錬施設の需要を満たすには不十分で、このため国内の小規模鉱業主からボーキサイトの供給を受けているが、コストや品質の管理、ロジスティクス等の面で障害に直面している。
報告書はまたボーキサイト資源の不十分な利用、取り分けオリッサ州の東ガーツ地区やアンドラプラデシュ州におけるボーキサイト資源の開発の遅れを指摘している。アンドラプラデシュ州では5億5047万トン、オリッサ州では11億8267万トンのボーキサイトが未開発のまま放置されていると言う。