2001-10-11 ArtNo.27292
◆CD製造のMoser Baer India、第2四半期に68.2%増益
【ニューデリー】世界第5位のオプティカル・コンパクト・ディス・メーカー、Moser Baer India(MBI)は今年第2四半期(2001/6-9)の純益が昨年同期の32.18クローから54.13クロー(US$1128万)に68.2%ジャンプ、純売上も72.57クローから167クロー(US$3480万)に拡大したと発表した。
エコノミック・タイムズが10月9日伝えたところによれば、今年第2四半期の純益は今年第1四半期に比べても19.2%の成長を見ている。MBIのRakesh Govil重役(GM)によると、第2四半期の増益は、基本的にボリュームの伸びによるが、CD価格も第1四半期の平均29.9セントから30.4セントに若干改善した。しかし昨年同期の54-55セントには及ばない。
今年12月までに書き込み可能なCD-R(compact recordable disc)の製造で世界第3位に浮上することを目指すMIBの光媒体製造能力は、2億3300万米ドルの新工場が全面稼働することにより、2002年3月期年度には、前年の3億8000万ユニットから7億6000万ユニットに倍増する。ちなみに今年9月末時点の設備能力は4億7500万ユニットで、製品の85%は輸出している。欧州市場向けが輸出全体の70%、アジアと米国向けが各15%を占めている。同社は世界の磁気/光メディア市場の6%のシェアを占めており、主要なライバルは台湾のRitekとCMC Magnetics。ちなみに世界のCD市場は2003年まで年率50%の成長が見込まれている。
MBIは8800万米ドルの長期輸出信用ローンを取り入れており、金利はLibor(ロンドン銀行同業間出し手金利)上乗せ40ベイシスポイント。第2四半期の利子支払いは10.8クロー(US$225万)と、昨年同期のほぼ2倍に拡大した。
International Finance Corporationとベンチャー・ファンド2社-Warburg Pincus/Electra Partners-が46.80クロー(US$975万)の資本金の58%を出資している。創業者の持分は4分の1弱で、残りのシェアは一般投資家が握っている。
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