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2001-10-09 ArtNo.27277
◆石油・ガス・石化国営企業4社の合併検討
【ニューデリー】国営石油・ガス・石油化学会社4社-1)Indian Oil Corporation(IOC)/2)Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)/3)Gas Authority of India Ltd(GAIL)/4)Indian Petrochemicals Corporation Ltd(IPCL)-を合併し、年商15万クロー(US$31.26億)以上のメガ企業を誕生させる構想が論議されている。
デカン・ヘラルドが10月8日伝えたところによれば、政府や石油業界の消息によると、仮に同構想が実現すれば新会社の資本ベースは約5700クロー(US$11.88億)、年間利益は約9300クロー(US$19.38億)に達する。しかし協議はまだ初歩的なもので、関係各社の取締役会が合併構想を認めた段階で、2002年4月の統制価格制度撤廃後の対策が検討される。
しかしRam Naik石油天然ガス相は、PTI通信の質問に対して、「そのような提案はまだ自分のところには届いていない」とするとともに、将来そのような合併計画が実行に移される可能性に関してはコメントを控えた。
これ以前にも国営石油会社3社の合併構想は過去4~5年にわたり、しばしば浮上し、何時とはなく忘れ去られて来たが、今回のものは過去2~3ヶ月来のことで、主に価格統制解除後の国内石油市場の行方を睨んだものとされる。
4社が合併しても依然としてBP-AmacoやExxon-Mobilと比肩することはできないが、合併推進論者は、株主価値を大幅に高め、政府のポジションを強化できると指摘する。それによると政府は“炭化水素ビジョン2025”に基づき50%以上のシェアを維持、持分の一部のみを手放すにしても、多額の資金を手にすることができると言う。
反対論者は、あまり規模が大きくなれば、緻密な経営は行えないと指摘するが、推進論者は、新会社は依然としてレイルウェイズや郵便事業の規模を下回ると反論している。
ちなみに合併構想の推進論者の1人と目されるIOCのM A Pathan会長は、来年初に退任が予定されている。
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