【ニューデリー】インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)の仲介により、地場鉄鋼大手5社により最近組織された“インド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)”は国内鉄鋼産業の復興を目指すアジェンダを立案、内外におけるロビー活動を積極的に展開する構えだ。
エコノミック・タイムズが10月8日報じたところによれば、今後の活動目標には、各種テーマごとの諮問委員会の組織、ナレッジ・バンクの設置、国内需要拡大と輸出市場開拓のためのロビー活動、Doha会議及びそれ以降に向けた世界貿易機関(WTO)に対する働きかけ、CII鉄鋼省サミットの主催、メディアを通じた宣伝活動等が掲げられている。
新設されたISAに所属する鉄鋼5社-Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)/Steel Authority of India Ltd(SAIL)/Essar Steel/Jindal vijayanagar Steel (JVSL)/Ispat Industries Ltd(IIL)-は、Tata SonsのDr J J Irani会長を長とするトラストを組織する。トラストは必要と認められた際には、その組織を一層拡大する。メンバー5社の最高経営者(CEO)により理事会が、また実務レベルの管理職により運営グループが組織され、常勤の広報担当者1人/エコノミスト1~2人/管理職1人が指名される。また当初の運転資金として5クロー(US$104万)が準備されると言う。