1995-08-12 ArtNo.2727
◆<馬>ゴールドトロニクス、セル式電話器成形業務に進出
【クアラルンプル】ビデオ・テープ・メーカーのゴールドトロニクスSdn Bhd(前称スウィリン・マレーシア)は今年末までにセル式電話器の成形業務を開始する。
リム・シューフイ重役(MD)によると、ビデオ・テープ・ケース製造機器はセル式電話器の成形に利用でき、これにより同社はシンガポールの親会社ゴールドトロンLtdの業務を補完することになる。
この他同社は中核業務むの磁気テープ製造にも一層力を入れる。同社製ビデオ・テープは国内ではCosmagの自社商標で、輸出品はゴールドトロン商標で、それぞれ販売される。シャー・アラム工場の生産規模はこれまでの月間40万本から10月には140万本に拡大、製品の80%が輸出される。最近同社は新市場の南アフリカに8コンテナー、33万6000本のテープを出荷、フランスの大型スーパー・マーケットからも100万本を受注した。同社は更にロシア、ドイツ、ジンバブエ、日本、ラテン・アメリカ市場の開拓の機会も探っている。ビデオ・テープの製造は決して斜陽産業ではなく、インドネシア、タイ、ミャンマー等なお未開拓な市場が存在すると言う。同社は95年12月末締め年度に2000万Mドル、96年度に4000万Mドル、97年度に6000万Mドルの売上達成を目指している。(STAR:8/11)
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