1995-08-12 ArtNo.2725
◆<星>プライム・スーパーマート、事業拡張/多角化加速
【シンガポール】地場小売り業者のプライム・スーパーマーケットは中国における1億米ドルの養豚事業を進める一方、国内では年間5~8店のスーパーマーケット増設を計画、積極的な事業拡張と多角化に乗り出している。
ワン・ティンミン重役(GM)によると、上海市西方40キロの青浦県沈巷鎮柳河に設けられる養豚場は向こう2年内に年間10万頭の豚を飼育できるようになる。親会社のチャイ・フアット・ホールディングズは1988年のピーク時にはシンガポールで5万頭の豚を飼育していたが、シンガポール政府の方針に従い1990年に養豚場を閉鎖した。同社は84年にスーパーマーケット2店をシンガポールにオープン、また隣国のジョホール州にラン園を設け、養豚経営からの事業転換を図ったが、今日スーパーマーケットは店舗網ではNTUCフェアプライスとコールド・ストーリッジに次ぎ国内第3位(13店)に列し、ラン園はサリム・グループのそれに次いで東南アジア第2位(今年の予想売上S$360万)の規模を備えている。昨年8800万Sドルの売上を達成したプライム・スーパーマーケットは、今年は1億Sドルの大台を目指している。また今月は、上海青浦県に開発した9ホールのゴルフ場のオープンを予定、既にクラブ会員権のセールで2400万Sドルの売上を上げている。(ST:8/11)
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