SEAnews 2001-10-05 ArtNo.27249

【ムンバイ】ダイキン工業とデリー拠点のSiddharth Shriramグループの80：20の合弁になるDaikin-Shriram Air Conditioning Ltd(DSACL)は、4.1トン、6.4トン、7.7トン・カテゴリーの屋外据付タイプ、カセット・タイプ、壁掛けタイプの新モデルを発売、インドのトップ・エンド・エアコン市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが10月4／5日報じたところによると、プレミアム・プレーヤーを以て任じるダイキンはスプリット及びハイエンド・エアコン市場の6～8％のシェアを占めている。この日発売されたエアコン新モデルの価格は3万9000～34万ルピー(US$813-7085)で、同時に発売されたエアクリーナーの価格は2万ルピー(US$417)。同社は全国43都市に約168店のディーラー網を有する。
DSACLは、2000年5月にDadra and Nagar Haveli直轄区Silvassaに設けた製造施設の操業を開始、同年8月から2001年3月の間の営業額は32.8クロー(US$683万)を記録した。同社は2002年3月期には売上100クローを達成、採算ラインに乗せることを目指している。
ナカモト・タケオ重役(MD)によると、同社は商業用エアコン市場に照準を合わせており、価格戦争は行わない。同社製品はプレミアム・セグメントにおける他社製品の価格を50％ほど上回っている。
ナカモト氏によると、ダイキンはインドをアジア市場のリージョナル・ハブとして利用、その製品を東南アジア、中東、ネパール、スリランカ等に輸出する方針を決めた。このためデリーか、タミールナド州チェンナイにエアコン製造の新工場を建設する。第2工場は売上が200クロー(US$4168万)を突破した後に設けられる。ダイキンはこれまでにインド・ビジネスに25.35クロー(US$528万)を投資したと言う。