2001-10-05 ArtNo.27246
◆タタ・コンソーシアム、トロンベイLNG事業計画を放棄
【ニューデリー】Tata Power Company(TPC)は、Totalfina Elf及びGas Authority of India Ltd(GAIL)と共同で進めるはずだったマハラシュトラ州Trombayにおける2400クロー(US$5億)の液化天然ガス(LNG)プロジェクトを放棄した。
ビジネス・スタンダードが10月4日伝えたところによれば、合弁会社India Natural Gas Company Ltd (Indigas)のChristian de Fraissinette重役(MD)は3日、「現在のマーケット・コンディションを配慮し、Indigasはプロジェクトを実行せぬ方針を決めた」とのステートメントを発表した。計画では年間300万トンの処理能力を有するLNGターミナルが2004年末までに試運転を開始するはずだった。
TPC幹部は、「インドにおけるLNGマーケットの将来性が極めて乏しい現状を配慮し、今が引き時と判断した」と語った。しかし同幹部は、TPCがDabhol Power Company (DPC)の買収交渉を進めていることと、トロンベイ計画の廃棄とは無関係と語った。DPCは同じマハラシュトラ州内に年間処理能力500万トンのLNGターミナルを設けている。
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