2001-10-04 ArtNo.27234
◆ウシャ・グループ、半導体部門の49%権益売却準備
【ニューデリー】Ushaグループは子会社Usha India Ltd(UIL)の半導体部門を分離独立させ、その49%のシェアを戦略パートナーに売却する計画だ。
エコノミック・タイムズが10月2日Group UshaのVinay Rai会長の言として報じたところによると、UILは、半導体及び電子産業のスローダウンに祟られ、過去6ヶ月にわたり金融機関へのローン返済不能に陥っている。このため約73クロー(US$1521万)の債務再編計画の一環として、半導体部門の持分を戦略パートナーもしくは外国パートナーに売却することを検討している。グループは同時にIndustrial Finance Corporation of India (IFCI)に対して利子については約2年、元金に関しては約7年間の支払い猶予を求めた。
UILのArun Kanchan取締役によると、昨年は現金レベルで100クローの利益を計上したものの、67.75クロー(US$1412万)の未返済ローンに対する約5クロー(US$104万)の利子を支払うことができなかった。
UILは製品の45%を米国のFairchildに、残りを他の約15社に納入しており、Fairchildとは7年間のバイバック契約を結んでいる。しかし同バイバック契約は2002年2月に満期を迎える。このため同社はFairchildに将来についても同様のアレンジを結ぶことを申し入れる計画だ。また他のバイヤーとのバイバック契約や、国内や海外のオープン・マーケットで販売する可能性も検討している。マーケットは確かに存在するが、問題は価格で、同社は市況が間もなく回復に転じるものと期待している。国内ではIndian RailwaysやBharat Heavy Electricals Ltd(BHEL)等の国営企業、SiemensやL&T等の民間企業を主要な顧客にしている。
Delhi及びハリヤナ州Faridabadの年産6000万ユニットの製造施設の稼働率を最大限に高めるとともに、複数の新製品の製造を計画する同社は、製造コストの20%カットも実現したと言う。
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