2001-10-04 ArtNo.27230
◆JVSL、国内金融機関にUS$2.5億海外借款の保証要請
【ムンバイ】Jindal Vijaynagar Steel Ltd (JVSL)は国内金融機関に、1200クロー(US$2.5億)の未返済海外借款に対する保証を求めている。
ビジネス・スタンダードが10月2日、JVSLのMVS Sheshagiri Rao財務担当取締役の言として伝えたところによれば、同社の未返済海外借款は1700クロー(US$3.54億)にのぼるが、内500クローは既に関係アレンジができている。1700クローの海外借款の内、40%はユーロ建て、60%は米ドル建てで、海外の主要融資行には、米国輸出入銀行とオーストリアのRaiffeisen Zentral Bank(RZB)が含まれる。
JVSLは主に熱間圧延(HR)コイルの値下がりからキャッシュ・フロー・ポジションのミスマッチが拡大、海外借款金利の支払いに支障を来している。このため国内銀行に海外借款金利の支払いに対する保証を求めているが、これは保証のスイッチに過ぎないため、国内銀行のエクスポージャーは拡大しない。また地元銀行により保証されるなら外国金融機関はJVSLに対する融資を不良債権に分類する必要がなくなる。既に一部の国内銀行はJVSLの要請を受け入れており、他の銀行は検討中である。
JVSLの負債総額は4975クロー(US$10.37億)で、内4522クローは担保付きとなっている。また国内銀行からの一層の借入を通じて、海外債務の返済に当てる可能性も探っている。新規借入は、取り分け利子支払い繰り延べを望まぬ既存債権者に対する支払いに充当される。JVSLは国内借入分については、2003年までの利子支払い猶予を認められている。
JVSLはカルナタカ州Toranagallu付近に設けた年産80万トンのCorex IIユニットを最近稼働させており、これによりHRプロジェクトの年産能力は160万トンに拡大した。
|