2001-10-02 ArtNo.27226
◆CTV業界、年間広告支出の40%を今四半期に集中投下
【ムンバイ】景気後退に追い打ちをかけた米国におけるテロ事件で消費者情調の低迷が予想される中、インドのカラー・テレビジョン(CTV)メジャーらは、年間広支出の40%に相当する額を今四半期(10-12月)に投入、祝祭日シーズンに乗じた売上の拡大を図っている。
エコノミック・タイムズが10月1日報じたところによれば、CTV業界は今四半期の売上を少なくとも50%拡大することを目指している。各社はマージンが既に大幅に下降しているにも関わらず、値引きやプロモーションに鎬を削っている。
SamsungのR Zutshi副社長は、年間広告予算の30%を今四半期に投入すると述べるとともに、祝祭日シーズンの売上が年間売上の30~35%に達するものと予想した。ちなみに同社の今年通年の広告予算は82クロー(US$1709万)。
大部分の企業は既に新モデルのライン・アップを完了するか、最後の調整を加えている。消費者情緒の動向が不透明なこともあって、多くの企業が全ての価格帯に新モデルを展開している。
大部分の売上収入は、フラット・モデル等、2万5000ルピー以上の高価格セグメントか、マス・エンド・カテゴリーの何れかから得られる見通しだ。
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