2001-10-02 ArtNo.27224
◆自動車部品産業、今年の新規投資20%ダウン:ACMA
【ムンバイ】自動車産業の不況が長引く中で、自動車部品産業の今年(2001-02)の新規投資は前年比20%減の800クロー(US$1.67億)前後にとどまる見通しだ。
インディアン・エクスプレスが10月1日伝えたところによれば、自動車部品製造業者協会(ACMA:Automotive Component Manufacturers Association of India)は傘下自動車部品会社127社を対象に調査した結果として以上の見通しを発表した。それによると、工場建物や機械設備への投資は392クロー(US$8168万)が予定されており、回答者の31%が昨年並みの投資を維持するとしているが、同比率は前回調査時の37%を下回った。これに対して36%のものは工場施設に対する投資を縮小すると回答した。
ちなみに調査された127社には、大企業11社/中企業77社/小企業39社が含まれ、自動車部品産業総売上8521クロー(US$17.76億)のほぼ50%を占めている。
昨年30%以上の高度成長を記録した企業は、今回の調査では10~20%の成長を予想、中・低レベルの成長を記録した企業はマイナス成長を見込んでいる。設備稼働率にも顕著な落ち込みが見られ、80%以上の稼働率を報告した企業は、前回調査時の全体の35%から23%に下降、61~80%の稼働率を報告したものが47%を占めた。
しかし今後受注が増加すると回答したものは全体の50%、変化なしと回答したものが同26%を占め、景気復調の兆しも見られた。また在庫レベルの縮小や工場現場における浪費の縮小面で改善が見られ、営業効率は向上していると言う。
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