2001-10-02 ArtNo.27217
◆Essar石油、Vadinar製油所の金融アレンジ完了
【ムンバイ】Essar Oil Ltd(EOL)のグジャラート州Vadinarにおける1050万メートル・トンの製油所プロジェクトの金融アレンジは既に完成し、EOLはある種の融資条件を満たすための最終段階の準備を進めている。
インディアン・エクスプレスが9月29日報じたところによれば、EOLのShashi Ruia会長はグジャラート州で行われた年次総会の席上、以上の消息を語った。それによると建設現場における工事も間もなく再開される。63%の工事が完成しており、ターミナル工事を含め同プロジェクトには2001年6月までに6300クロー(US$13.13億)が投資された。工事再開後、18~24ヶ月で試運転を開始できる見通しだ。
一方、2002年4月に統制価格制(Administered Price Mechanism)が解除された後、EOLは政府のガイドラインに基づき、石油製品のマーケッティングを行えるようになる。このため向こう3~4年内に全国に1700店の小売店網を展開する。仮にEOLが政府系石油小売会社IBPの政府持分を落札できるなら、同社は強力な市場競争力を備えられる。
探査活動に関しては、2001年2月にラジャスタン州のオフショア鉱区における最初の探査井の掘削を開始した。同油井の付近に第2の探査井を掘り、同鉱区の潜在性を全面的開拓する準備も進められている。Mumbai highのオフショア鉱区の探査についてはルーマニアの国営石油会社Petrom SAが21%の出資を引き受けている。また北東部のCachar鉱区の探査活動の準備も開始した。この他、EOLは石炭資源に富んだDamodarバリーの3鉱区にも入札を行っていると言う。
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