SEAnews 2001-10-02 ArtNo.27216

【ムンバイ】Arvind Mafatlalグループ傘下のNational Organic Chemical Industries Ltd (Nocil)は、マハラシュトラ州Thaneにおける石油化学事業を巡りBharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)に出資を要請した。
ビジネス・スタンダードが9月28日伝えたところによれば、BPCLのU Sundararajan会長兼ＭＤはNocilへの出資協力を求められたことを確認したが、NocilのHrishikesh A Mafatlal副会長はコメントを控えている。BPCL筋によると、Nocilは様々な企業に出資協力を求めており、BPCLもその1社に含まれるが、出資に応じるか否かは明かでないと言う。
業界筋によればNocilはBPCLに対して原料ナフサの購入代金125クロー(US$2604万)を未だ支払っていない。しかしBPCL幹部は「ナフサの購入代金と出資は別の問題で、その実、Nocilは代金の返済スケジュールを同社に示している」と指摘した。それによるとNocilは5～6クロー単位での返済を提案しているが、BPCLは返済の加速を求めたと言う。
Nocil筋によると、同社は運転資金や設備近代化に充当するため、金融機関に約200クロー(US$4168万)の融資を求めており、金融機関がこれに応じないなら操業を停止する他ない状況にある。またNocilはDeloitte Toucheに組織再編計画のパートナー探しを委託していると言う。(SEAnews: 2001-06-28/1998-10-03/1997-04-15等参照)